こんにちは!現役早大生のマケ(@_makesen)です。
今回は、
- よく聞く赤本・青本・黒本って何が違うの?
- どれを使ったらいいの?
- 全部自分で買うべきなの?
という疑問にお答えします。
この記事で解説する「赤本、青本、黒本の違いと受験タイプに応じた選び方」を学んで正しい順序で適切な問題集を用いれば、他の受験生に圧倒的に差をつけられますよ。
なぜなら私は適切な過去問を選んで志望校の傾向を徹底的に分析したら、大学受験に全勝合格できたからです。
自分に合った問題集を選ばないと勉強の効率が恐ろしいほど変わってしまうので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
記事にある各問題集の説明は英語2019年版問題集の情報です。
Contents
受験生の常識!赤本、青本、黒本とは?
そもそも赤本・青本・黒本とはすべて、過去に出題された大学の入試問題を数年分まとめてその解答例も載せた過去問題集のことです。
志望校の対策に用いるのがこの過去問題集です。
試験範囲が広すぎる大学受験では、いかに志望校の傾向を分析し、対策できたかで合否が決まると言っても過言ではありません。
なぜなら、志望校の傾向とは学校のテストでいう試験範囲に当たるからです。やみくもに勉強するよりも、志望校で出やすい範囲や問題形式を勉強していくほうが効率が良いのは言うまでもありません。
よって、この過去問題集を選ぶ段階は非常に重要性なのです。概要は掴めたと思いますので、それぞれの問題集の特徴を説明していきます。
過去問といえばこれ!赤本の種類、長所と短所
赤本とは、教学社から出版されている赤い表紙の過去問題集のことです。
本屋さんの棚が赤一色になっている光景は、一度は見たことがあると思います。
赤本には下記のシリーズがあります。
- 大学入試シリーズ・・・各大学、学部ごとの過去問を数年分収録。一般的に赤本と呼ばれるのはこの問題集です。
- 難関校過去問シリーズ・・・明治大の英語25年分といったように難関大の科目ごとに過去問を収録。
赤本の長所①ほぼすべての大学の過去問がある
誰もが知っている有名な大学から、地方の大学までほとんどすべての大学の過去問があるのはとってもありがたいですね!
赤本の長所②知名度が高く、取り扱っている店舗が多いため手に入りやすい
大学の過去問といえば赤本ってくらいに有名なので、地域の本屋さんレベルでも取り扱っている場合が多いです。
メルカリやヤフオクでも中古品が多く出回っているため、安く手に入りやすいのも大きなメリットですね。
赤本の短所①解説は必要最低限のことしか書かれておらず丁寧ではない
赤本の解説は、青本や黒本に比べてあっさりしています。
赤本は問題の答えに加えて1行説明があるくらいで、その問題を解くために必要な最低限の知識が解説されているといった感じです。
そのため解説を見ても納得がいかない部分は、教科書や参考書を使って自分で調べなければいけない面倒くささがあります。
現役早大生一番のおすすめ!青本の特徴
青本とは、駿台から出版されていて下記のシリーズがあります。
大学入試センター試験過去問題集
・・・リスニングは、2017年度と2018年度の本試験問題。
筆記は、2013~2018年度の本試験6回分
2015~2018年度の追試験4回分の計10回分を収録。
大学入試センター試験実戦問題集
・・・2018年度本試験の形式に対応した予想問題1回分
2017年度本試験の形式に対応した予想問題4回分
2016年度本試験の形式に対応した予想問題3回分を収録。
大学入試完全対策シリーズ
・・・大学、学部ごとの過去問5ヶ年分を収録。
青本の長所①解説がとにかくとにかく丁寧
問題の解説を青本と赤本で比べると、青本の方が3倍詳しいなんてこともあるくらいとにかく丁寧です。
間違えた問題は青本の解説を読み込むことで十分理解ができるのはもちろん、周辺知識まで身に着けられます。
僕が受験生だったときは青本にお世話になりまくりました。まじで神です。圧倒的おすすめです。
青本の短所①有名どころの難関大の過去問しか取り扱っていない
青本は赤本とは違い、有名どころの難関大学(東大、京大、早稲田、慶応、北大、東北大、一橋大、東工大、名古屋大、大阪大、神戸大、九大)あたりしか発行されていません。
よって、青本を使いたくてもそもそも発行されていないということが結構あります。
青本の短所②赤本に比べ掲載年数が少ない(差は1~2年程度)
大学や学部により異なるため一概には言えませんが、感覚的には
- 赤本は7年分
- 青本は5年分
ほどが掲載されていることが多く、その差は1~2年程度です。
青本の短所③問題、解説の字が豆粒レベルで小さい
青本は文字が小さくて小さくて読めない!!
私はあまり気になりませんでしたが、結構小さいです。
学校や塾でコピー機を使える場合は、拡大コピーをすれば問題ないです。
センター対策で大活躍!黒本の特徴
黒本は、河合塾から出版されていて下記のシリーズがあります。
大学入試センター試験過去問レビュー(河合塾シリーズ)
→センター試験「英語」の過去問15年29回(本試験15回・追試験12回、「リスニング」2年2回)を収録。
大学入試センター試験過去問レビュー(河合塾シリーズ)
→センター試験「英語」の過去問15年29回(本試験15回・追試験12回、「リスニング」2年2回)を収録。
マーク式総合問題集 (河合塾シリーズ)
- センター試験対策の模擬試験「河合塾全統マーク模試」より、リスニング問題2回分、筆記問題6回分
- 「河合塾全統マーク模試」をベースに2018年1月実施のセンター試験(本試)に対応した問題2回分を収録。
黒本の長所:解説がとても丁寧で使いやすい。
青本と同じように、解説がとても丁寧で使いやすいです。
1つの問題に対してその周辺知識まで解説されていて、理解が深められます。
私がおすすめする赤本・青本・黒本の選び方
センター試験対策と私立大学の対策に分けて赤本・青本・黒本の選び方とその順番を説明していきます。
センター試験対策
センター試験対策では、形式になれるために多くの演習を重ねることが重要になります。
よって、以下の順番で2冊用いることをオススメします。
- センター試験形式の問題集
- センター試験の実際の過去問題集
センター試験形式の問題集
まず初めに、センター試験の形式を取り入れた模試を解いていくことをオススメします。
なぜなら、実際のセンター試験の過去問題は数に限りがありますし、古くなりすぎると傾向が変わってきてしまうからです。
「センター試験本番の過去問はまだとっておきたいけど、実践的な問題を解いて力をつけたい」といったときに以下の2つのような問題集が有効です。
- 青本の大学入試センター試験実戦問題集(大学入試完全対策シリーズ)
- 黒本のマーク式総合問題集(河合塾シリーズ)
実際に私もすべての教科で使っていました。センター試験特有のむずかしさを克服するためや、マークシートに慣れるために大変役立ちました。
またとても解説が詳しいため、復習をする際にいちいち教科書などをつかって調べなおす手間が省けます。
センター試験の実際の過去問題集
センター試験形式の問題集で基本は勉強していきますが、直前期に本当の過去問にも以下の問題集を使って挑戦してみましょう。
- 青本の大学入試センター試験過去問題集(大学入試完全対策シリーズ)
- 黒本の大学入試センター試験過去問レビュー(河合塾シリーズ)
私立大学対策の過去問集はこれを選べば間違いなし
まずは、自分の志望校が青本の大学入試完全対策シリーズにあるかを調べてみてください。
以下のサイトで調べられます。
赤本の解説が1~2行なのに対して、青本では5~6行あるほど、青本は圧倒的に解説がていねいです。
しかし、青本は有名な難関大の問題しか取り扱ってないため、なかった場合は赤本の大学入試シリーズで志望校の問題を探しましょう。
過去問は自分で買う必要はあるの?
結論から言うと、
- 第1志望の大学の過去問は必ず自分のお金で買う
- 第2,3志望以下の大学の過去問は買わなくても十分対応ができる
- センター試験の問題集は復習のしやすさなどを考えると買うのがベスト
それぞれ見ていきましょう。
ちなみに私は第1、2志望の過去問は自分のお金で買い、他はすべて学校の図書館か塾から借りて対応していました。
それで困ることはありませんでした。
第1志望の大学の過去問は必ず自分のお金で買う
第一志望校の過去問は必ず自分のお金で買いましょう!
なぜなら、第1志望の過去問は手元にあるだけで、勉強机においてあるだけで、絶対受かってやるとあなたのやる気を引き出してくれるはずだからです。
私も勉強机の見える位置に置いて、絶対受かってやるという気持ちで勉強していました。
第2,3志望以下の大学の過去問は買わなくても十分対応ができる
もし金銭的に余裕があるなら、第2,3志望の大学の過去問も買ったほうが確実に便利です。
ただ、買わなくても図書館や塾、友達に借りたり、コピーさせてもらうことで対応できます。
センター試験の問題集は買うのがベスト
センター試験の過去問も買わなくても対応できますが、使いたいときに借りられない可能性が高いです。
なぜならセンター試験は、各国公立、私立大学とは違ってほとんどすべての受験生が受けるため直前期はみんなが借りたがるからです。
ここまで赤本・青本・黒本の違いを比較し、受験タイプに応じた選び方を説明してきました。
問題集の選び方が分かったと思うので、肝心の使い方を以下の記事でチェックしてみてくださいね。