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赤本はいつからやるべき?自分に合った時期に始めないと全くの無意味です

こんにちは!現役早大生のマケです。

男性の口コミ
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  • 赤本はいつからやるべきなの?
  • 赤本を解き始めていいレベルはどのくらい?
  • 国公立と私立ではやるべきタイミングは変わるの?

今回はこのような疑問を解決できる記事を用意しました。

 

赤本は正しい時期に使わないと、無駄な時間を費やすことになり他の受験生に取り返しのつかないほど差をつけられてしまいます。

 

私はこの記事で紹介する「赤本を使う2つのタイミングと方法」を実践したら、実力以上の大学を含め一般受験で無双することができましたので、ぜひ参考にしてみてください!

 

また、私は国公立の首都大学東京を併願し合格しているので私立、国公立受験者ともに信頼性はあるかなと思います。

 

そもそも過去問(赤本)を解く目的は?

結論から言うと、赤本を解く目的は志望校の傾向の分析をして対策を立てることにあります。

 

問題の傾向を分析することで、大学受験の膨大にある範囲から自分が特に勉強するべき範囲やその形式、到達するべきレベルがわかります。

具体的には以下のような感じです。

ex)英語
  • 正誤問題が出ている→文法は完ぺきにしてから、正誤を個別に対策
  • 会話表現がある→フレーズをたくさん覚える
  • 長文は長いよりも難しい→速読よりも精読が必要
  • 単語や熟語がよく問われている→当たり前だが、高いレベルの単語力、熟語力が必要。
  • 文脈を推測させる問題が出ている→高い読解力が必要。

赤本の研究の仕方について詳しくはこちらの記事で解説しています。

【赤本の使い方】実力より1ランク上の大学に全勝合格するための攻略法赤本を使う目的とその使い方を、早稲田大学社会科学部の実例をあげながら徹底的に解説を行います。赤本は使い方によっては全く意味がなくなってしまうため、注意が必要です。...

多くの受験生が面倒くさがってやらないため、赤本分析をしっかりすればほかの受験生に圧倒的に差をつけられます。

赤本はいつから解き始めればいいの?

赤本を使う時期は主に2つに分けられます。

  • 受験勉強を本格的に始める前
  • 高校3年生の9月~12月ごろ

それぞれ解説していきますが、必要がなければ飛ばして読み進めてください。

【赤本を使う時期①】受験勉強を本格的に始める前

本ブログでは、受験勉強を始めるにあたって最初に年間の計画を立てることを強くオススメしています。

 

年間の計画を立てるときに必要になるのが、赤本を使って志望校の傾向と対策の仕方を知ることです。

やり方としては、

  • 赤本の最初のほうにある傾向と対策の項目を熟読する
  • 最新の問題を1年分、または各教科大問1つ分でも解いてみる

この時点ではまっったく解けないと思いますが、解いてみることに大きな意味があります。

 

年間計画の立て方はこちらの記事で解説しています。

挫折しない勉強計画を立てる具体的すぎる手順とポイントこんにちは!現役早大生のマケです。 今回は といった疑問にお答えします。 結論から言うと、1か月以上勉強を続ける場合には計画を...

 

年間計画を立てるのは受験生なら誰もがやるべきですが、受験勉強を始める前に赤本を使うメリットはほかにも2つあります。

【メリット①】勉強の方針を立てられる

志望校に合格するためには、どの教科をどの程度まで勉強しなければいけないか。

具体的には下記のような感じです。

  • 世界史で地図問題が詳しく出る→普段の勉強から地図を確認していかなければいけない。
  • 英作文が出る→英作文を書くための対策が必要。

想像してみてください。最初に赤本を確認せずにあとになって地図問題が必要だとわかったとしたら、、、

 

教科書にある地名をすべて地図帳でもう一度確認しなきゃいけないですよね。私だったらそんな二度手間ぜっったいに嫌です

 

後悔しないためにも必ず赤本の研究をして勉強の方針を立てましょう!

【メリット②】志望校と自分との実力の差がわかる。

実際に1年分と言わなくても大問ひとつでも解いてみると自分の実力のなさを体感できると思います。

 

私も高2の冬に赤本ではないですが、センター試験同日模試を受けたときのこと。

 

まったく解けませんでした。数学なんて20点とかでした。ほんとに1年後にこの問題解けるようになるのか?とさえ思いました。

 

今思えば、あのときに「このままじゃやばい」と危機感を抱いていなければ、「受験勉強は部活引退してからでいいや」とか思っていたかもしれません。

 

真剣じゃない人、勉強をしない人のほうが危機感を抱きにくいんです。

 

やる気を保つためにもぜひ解いてみてください。

【赤本を使う時期②】高校3年生の9月~12月ごろ

たまに「赤本は9月には解き始めなければいけない。」と断言している人を見かけますが、これは確実に間違っています。

以下で理由を説明いたします。

赤本は基礎固めができていない状態で解いても意味がない!

基礎固めができていないのに、赤本を本格的に解き始めると、、、

  • 時間がかかりすぎる上にそもそも解けない。
  • 赤本は解説が丁寧ではない→教科書や参考書で調べる必要があり、無駄に時間がかかる。
  • 出来なさすぎてやる気も削がれる。

はっきり言っていいことは一つもありません。

 

そもそも人それぞれ実力や目指している大学、必要な教科数が違うので、周りが赤本を解き始めたからと言って焦る必要はないですよね。

 

夏休みで基礎固めをし、終わりきらなかった部分については赤本を解くよりも先に終わらせるようにしてみてください。

赤本は合格最低点の80%取れるようになってから使い始めよう!

基礎ができているかの判断材料として、赤本の合格最低点の80%程度が取れているか試してみてください。

 

赤本を解き始めるのはそれからで遅くありません。むしろ、基礎固めをしていない状態で取り組むよりも早く、効率的に進められるはずです。

 

これらのことを踏まえてから、以下で受験スタイル別に、より細かく説明をしていきます。

第1志望が私大なら9~10月には赤本を解き始めよう!

私大受験者の赤本始める時期

私立大学のみを受験する場合、教科数は3で少ないはずなので夏休みに基礎固めをし、終わりきらなかった部分を9月に終わらせ、早速赤本に取り組みましょう。

 

文系の場合、社会科目は夏休みのうちに予習を軽く済ませておくのが理想的です。

 

それでも赤本で社会科目が解けない場合は、社会だけ後回しにしてほかの教科をできるものから進めていきましょう。

第1志望が国公立なら10月~12月に赤本を解き始めよう!

大まかな目安を示すと上記の図のようなイメージになります。

センター試験の過去問(赤本)はいつから?

国公立志望者はセンター試験の過去問を10月頃から解き始めたいところです。

 

というのも、国公立は教科数が多いため基礎固めが夏休みのうちに終わらない可能性が十分あります。

 

ここまで説明してきた通り、焦らず先に基礎固めを終わらせるようにしましょう。

 

国公立受験者の方が注意しなければならないのが、志望校のセンター試験と2次試験の比率です。

 

ex.)東大

センター試験:2次試験

=8科目で110満点:4教科で440満点

=2:8

分かりやすくすると、センター試験700点と800点の人の得点は2次試験の得点に直すと12点しか変わりません。12点は1問多く解ければ十分簡単に取り戻せる差です。

 

東大のようにセンター試験の比率が極端に低い場合、足切りを通過できる程度のセンター試験対策をしたら、残りは2次試験の対策に時間を使ったほうが効率的です。

 

センター試験と2次試験の比率は大学や学部ごとに大きく異なるため、必ずこちらのサイト等で調べるようにして下さい。

https://passnavi.evidus.com/

2次試験の過去問(赤本)はいつから?

センター試験と2次試験の比率にもより人それぞれですが、センター試験対策と並行しながら少しずつ解き始めて、センター試験後から本格的に解き始めるのが良いでしょう。

 

センター試験後から本格的に取り掛かろう!

基本的には、センター試験を終えてから2次試験の対策を始めるので十分間に合います。

 

なぜなら、センター試験を終えれば教科数を大幅に減らすことができるので、1つ1つの教科に多くの時間をかけることができるようになるからです。

 

ただ、下記で説明するように2次試験の形式によっては対策が追い付かない可能性があるため注意が必要です。

 

英作文、論述、小論文など対策に時間がかかるものは早めに対策を!

英作文や論述形式の対策は一朝一夕で終わるものではないので、できるだけ早いうちから継続的に対策をするのをおすすめします。

 

センター試験の対策に追われていたとしても、英単語帳を勉強する際に2次試験で英作文があることを意識して勉強するくらいの努力の積み重ねで大きく変わってきます。

 

少しずつでも対策をしてみてください。

私の場合は、

10月:基礎固め

11、12月前半:センター試験対策を中心に赤本をちらほら解き始める
12月後半:赤本に集中的に取り掛かる

1月:センター試験対策

といった具合でした。

 

これでも赤本は第1志望は7年、第2、3志望は5年、それ以降は3年分に取り組むことができました。

今回は、赤本を解き始める時期について紹介しました。是非参考にしてみてください。